本日で博多校土曜短期スクール(全6回完結型)が終了しました!
4/9に第1回目がスタートし、
最初の2回は、「ボールを運ぶ(ドリブル)」をメインテーマに、
【第1回目】【第2回目】
3・4回目は「ゴールを目指す(フィニッシュ)」をメインテーマに、
【第3回目】【第4回目】
トレーニングしました。
ステップワークを含むボールマスタリー(ドリブル)のトレーニングは毎回取り入れました。
前回の5回目は「ゴールを守る・ボールを奪う(守備)」をテーマにトレーニングを行いました。
【第5回目】
最終回の今日は何をテーマにトレーニングしようか悩みましたが、最初から様々な形でゲーム形式にして、大人のゲームと同じ様に90分を通じてチームの点数を重ねていって優勝を競うシステムにチャレンジしました。
保護者の皆さんが観てもよくわかるように、球際での攻防はこの遊びの中からでもわかるように自然と激しい戦いになってきました!
これがサッカーの醍醐味の1つでもあります。
この環境での戦いが自然になることで、相手からボールを守る(隠す)ための、腕や身体の使い方が上達してきました。
ボールを簡単にさらして(相手に触られて)しまうことが多いこの年代から、この習慣を身に付けて欲しいと思って取り組んだことなので、成果が見えたかなと感じています。
今日の4チーム対抗ボール奪い対決や
コーン集め対決では、
各々がチームのメンバーと協力してお互いの得意・不得意を役割分担して作戦を立てたり、
そのゲームで目まぐるしく状況が変化していく中で「観て」「考えて」「判断して」「実行する」というサイクルを繰り返しました。
私たちコーチが少年サッカーの試合や小学校の体育に巡回に行くと、先生やコーチ・応援する大人がついつい判断を奪うサイドコーチングをして子どもたちを自分の思う様に指示してその通りになって満足している様子、子どもたちが周囲の大人の顔色を観て指示を待つという様子を本当によく目にします。
目の前のプレイと試合の結果だけ求めるならそれが良いのかもしれませんが、これから長くサッカーを続けていく上で自分で観て考え判断し行動するサイクルを、そしてその中で成功と失敗を繰り返して成長していくことが将来に向けてとても重要です。
間近で観ているとついついピッチ内の状況で観えたことに対して「あっちからボール来た!」「あそこ狙ったらチャンス!」
などと口にしてしまいたくなりますが、保護者の皆さんもスクール指導方針にご理解・ご協力を頂き、子どもたちの自由な発想や判断の選択についてあたたかく見守って頂けましたので、失敗を未然に防いだり判断を奪ってしまうことなどがなくて子どもたちものびのびプレイしながら成功や失敗を経験し、我々コーチ陣も子どもたちに問いかけ易い雰囲気でスクールを実施できました。
本当にありがとうございました!!
本日の内容に話を戻しますと、最後のゲーム前に4チーム中4位だったチームがゲームで3連勝して逆転優勝しました!
サッカーはほんとに最後まで何が起こるかわかりません。
前半の45分を終えて、リードしていても、リードされていても、その結果は90分終わってみないとわかりません。
その試合の中で、今日の90分の中でも流れというものがあります。
5・6分のミニゲームの中でも、流れというものがあります。
調子の良い時間帯にいかにゴールを決められるか、調子の良くない時間帯にいかにゴールを守って耐えるか…。
チャンスやピンチはほんの小さな部分から生まれます。
今日の試合もたくさん見応えあるゲームになりました!
本日で最終回のこの短期スクールですが、何と9月から12月までも全8回完結型で短期スクール第2期の実施が決定しました!
今回の6回を終えてコーチたちでまた議論を重ねて出来ていたこと、出来ていなかったことを整理し、出来ていないことがどうやったら出来る様になっていくのかを考えてスクールでトレーニングしていきたいと思います。
メイン担当者として特に感じるのは、
・ボールを扱う(止める・蹴る・運ぶ)
の技術の部分で特にボールを運ぶという部分はもっともっとやっていく必要があると感じています。
サッカーコーチとしてこの先の伸び代を考える時によく思うのは、
・目で「観て」、耳で「聴いて」、肌で「感じて」、頭で「考えて」、口で「伝えて」、身体で「実践する」
これからを僕は「観るチカラ」、「聴くチカラ」、「感じるチカラ」、「考えるチカラ」、「伝えるチカラ」などと呼んでいます。
短期スクールのドリブルトレーニングでもコーチがお手本だけ見せて、どれだけ観て実践できるかのトレーニングをよくやりましたね!
これに加えて、「工夫するチカラ」、「協力するチカラ」、「挑戦するチカラ」、「失敗するチカラ」など様々な「チカラ」を身に付けていくこと、すなわち「生きるチカラ(=自分自身の課題を自分で解決していくチカラ)」を身に付けていくことがサッカープレイヤーとしても1人の人間としても成長していく上で大切なチカラだと考えています。
以前、大学(福岡大学スポーツ科学部)で助手(教育職員)をしながらサッカー部のコーチをしていました。
スポーツ科学部はトップアスリートの集まりです。サッカー部は各名門校のエース級が集まってきます。
でも、今まで失敗や悩みの経験が少ない分、壁や課題にぶち当たった時にどうしていいのかわからずに、その問題を外(環境や人)に向けることしか出来なかったり、自分の置かれた状況を受け入れ、悩み、解決できない、打開できずにもがくアスリートをたくさん観てきました。
出身校や過去の実績なんて関係ないのです。
悩むアスリートにも周囲の監督・コーチが1から10までアドバイスする訳ではありません。
数年前のコラムになりますが、このコラムに僕も強く共感します。
自分の競技人生、自分の人生、自分次第です。
なので、僕は幼児・低年齢からスポーツ(サッカー)を通じて【生きるチカラ】をいかに身に付けていくかを常に考えてアプローチしていくことを考えていますし、これからも技術面以上に求めていくと思います。
サッカーをもっと好きになって欲しい、もっとスキルアップさせたい、その思いと同時に自分の人生をエンジョイしていける、これから先に様々なことを経験していく中でも粘り強く逞しくポジティブに生きていける、そんな過程の中でココロをカラダの成長をサポートしていけるようにしていきます。
アビスパ福岡基本理念に、そして今年のスローガンは「子どもたちに夢と感動を!」です。
僕自身、Jリーグ開幕でサッカーにハマり、サッカーをはじめました。
サッカーのおけがで様々な経験をして成長してこれたと思っています。
プロにもなれませんでしたし、選手として実績も残せませんでしたが、サッカーのおかげで自分の人生、胸を張って「楽しい」と言えます。
「サッカーは人生」です!
そのサッカーの魅力・チカラを少しでも多くの皆さんに、子どもたちに伝えていくのが僕たちの使命でもあります。
トップチームはスタジアムで、スクールのコーチたちも様々な場面で「子どもたちに夢と感動を」もっともっと与えていけるようにアビスパ福岡はこれからも走り続けます。
恒例の(?)かたい内容になってしまいましたが、これにて短期スクールレポートも最終回とさせて頂きます。
スクールに参加頂きました皆さん、本当にありがとうございました。
アビスパ福岡サッカースクール博多校スクールマスター
藤井潤
・山口遠征(スキルアップクラス対象)参加者募集!
・ユニクロサッカーキッズを終えて
・5月のテーマ
・博多校6月号ニュース
・博多校5月号ニュース
・コーチ紹介
【こうすけコーチ】
火曜【つかコーチ】【たくコーチ】【さとるコーチ】
木曜【くどうコーチ】【しゅんコーチ】
金曜【くすコーチ】【としコーチ】
★関連情報★
・サッカースクール会員証について
・世界の舞台
・2016年度大人スクールスタート!・第2回目レポート
・土曜短期コース開校!・第2回目レポート・第3回目レポート・第4回目レポート・第5回目レポート
・スキルアップクラス初日
・「アビスパ福岡 HAKATA Festival」レポート
・サッカーは人生
・親離れ子離れのとき
・サッカーより大事なことがいっぱいある
・無料体験スクールに参加された皆さまへ(入会手続きについて)
・4〜6月短期スクール開催(新1・2年生対象) → 申込受付完了の皆さまへ
・博多校3月号ニュース
・博多校12月号ニュース
●アビスパ福岡スクール推進部FBページからもアビスパ情報発信中!
博多校スクールマスター・藤井潤(じゅんコーチ)
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phone:070-5347-9064
Mail: hakataschool@avispa.co.jp
博多校大人スクールマスター・森友優(ゆうコーチ)
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